2023年8月20日 Ai Kawashima 20th Anniversary 〜820〜
@LINE CUBE SHIBUYA 渋谷公会堂 (東京)

・演奏曲目

スーツケース
絶望と希望
compass
大丈夫だよ
どんなときも
525ページ
マーメイド
3年後の都会で…
天使たちのメロディー
10 時雨
11 Journey
12 メドレー
  ばんそーこ
 ハレルヤ
 くるくる
 見えない翼
 My Love
 もっと!
 ジャングル
 I Love Your Smile
13 明日への扉
14 12個の季節
15 旅立ちの日に…
16 ふたつ星
17 「…ありがとう...」

・レポートその1(BLUESさん)

ついに、この日がやって来た。
2023年8月20日。

20年かけて歌い続けて来た、ファンにとっても、
なによりも歌う川嶋あい、その人にとって一番大切な日。
20年間、同じ日にコンサートを開催していたなんて、「ギネス級」だと思う。

そんな「820」の、最後の公演。
コレを読んでいるであろう方々には、「最後」の理由を書くことすら不毛だと思う。

…正直な告白をしておくと、
今年2月の、川嶋さんの「バースデーイベント」に
(FCの会員でありながら)おそらくはこういうイベント事の抽選に
「初めて外れた」んですよ(笑)
まぁイベント内容が「I WiSH」だと聞いて、特に悔しいという感情も起きませんでしたが(汗)

考えてみると、そのテのイベントの前とかって、
コンビニやスーパーに入ると川嶋さんやI WiSHの楽曲が有線から不意に流れて来たり、
テレビ点けたらいきなり歌ってたり(笑)
そういう「たまたま」や「偶然」…に遭遇することが多かったんだけど
…最近、ないね。。。と(^^;)

「ああ、川嶋さんのお母さんから『もういいですよ』と言われてるのか」
って思って、がくーん。とモチベーションが下がったんですね(笑)

なので、「今年の8月20日公演をもって最後とします」って発表があっても
「まぁ、もう、いいかな」って気分が抜けず、さらには
「どうせFC枠でチケット獲っても、いっつも後ろの方だし、長いこと入会してる意味もない」
とFCへの不満も大きかったし(笑)

で、期限ギリギリになっても呑気に構えていましたら
20年の付き合いの「同級生」、
たっちゃんとtrash氏からLINEが来て
「いや、最後だし、あなたは観なきゃダメですw」
「最後の820を一緒に観よう!」
…ってね(笑)
まぁこの20年、いろいろあったけど、この「同級生」2人には本当に助けられて来たね。
その「縁」をくれたのは、やっぱり川嶋あい。
…その人なので、彼らのおかげで、滑り込みでチケットを申し込み、
結果、また18列目とか真ん中より後ろでしたが(^^;)

この先を書いてるとFCへの愚痴が膨大になりそうなので本題へ戻りますがw

やっぱり、コンサートってのは現地へ行くと、気分が高揚しますねぇ(笑)
なんだかんだ言って、LINE CUBE の前でたっちゃんに記念写真撮ってもらったりして(^^;)


…数年前もやったけど、この20年の「足あと」を振り返ってみましょう。

☆ 2003年=渋谷公会堂(旅立ちの朝)
☆ 2004年=新宿厚生年金会館(道の途中で…。)
☆ 2005年=デックス東京/屋上ステージ(川嶋企画・川嶋夏祭り!!)
☆ 2006年=Zepp Tokyo(「サンキューツアー」セミファイナル)
☆ 2007年=渋谷公会堂(足あと)
☆ 2008年=渋谷公会堂(THE BEST)
☆ 2009年=渋谷公会堂(Tour2009 What's your Simple Treasure?)
☆ 2010年=東京国際フォーラム(Ai Kawashima Live Journey 2010)
☆ 2011年=渋谷AX(WING〜Ai Kawashima Live Concert 2011)
☆ 2012年=渋谷公会堂(Ai Kawashima Concert 2012 My Room 〜8月20日・10回記念〜)
☆ 2013年=渋谷公会堂(One song 〜Ai Kawashima 10th Anniversary〜)
☆ 2014年=渋谷公会堂(Ai Kawashima「My home town 〜12 years〜」)
☆ 2015年=渋谷公会堂(Ai Kawashima Concert 2015“ノスタルジック メロディー”)
☆ 2016年=オリンパスホール八王子(Ai Kawashima Concert 2016“Travel Diary”)
☆ 2017年=渋谷Bunkamuraオーチャードホール(i Kawashima 15th Anniversary Concert〜Timber Magic〜)
☆ 2018年=昭和女子大 人見記念講堂(Ai Kawashima 15th anniversary〜BIRTH〜)
☆ 2019年=HULIC HALL TOKYO(Ai Kawashima 17th LIVE 歌園-UTAZONO-)
2020年=コロナ禍で開催されず
☆ 2021年=LINE CUBE SHIBUYA(Ai Kawashima LIVE 2021“Welcome”)
2022年=ユナイテッドシネマお台場(Ai Kawashima Road Show 2022『最後の言葉』プレミアム再上映会〜あのころ〜)
☆ 2023年=LINE CUBE SHIBUYA(Ai Kawashima 20th Anniversary〜820〜)

今回を含めて「☆」を付けた『コンサート』を現地で観てきました。
19回。…我ながら、よく通ったと思います(笑)
そして、歌い続けた 川嶋あい も立派だと思います。

20年という時間の流れで、Centuryのあり方も変わり、
当時中〜高校生だった会員さんは結婚して子供までいる!(笑)
…そんな20年の「ありったけ」を川嶋あいは、今年のステージにどう詰め込むのか。
客席に腰を落ち着けて、開演数分前に、やっとモチベーションが上がっている自分を確認しました。

17:38 約10分押しで、場内が暗転… そして幕が開く。
黒系の衣装で川嶋さんが凛として佇んでいる。

さぁ、最後の渋谷公会堂、楽しもうじゃないですか

1曲目 スーツケース
恥ずかしながら、オープニングナンバーからタイトルがすぐに出て来なかったくらいですが(汗)
まず、そのステージセットに目が行ってしまいましてね…
ステンドグラスの様なオブジェ、たくさんの鐘楼の様な仄かなライト(おじさんなので名称不明w)、
一見して連想したのは、
「江ノ島のサムエルコッキングとシーキャンドル」
…あれですね。
誰のアイデアによるセットなのかわかりませんけど、とてもインパクトがあり
ステージを見渡しているうちに、曲は終わり…
という感じです。ごめんなさい(笑)

2曲目 絶望と希望
「第2期 川嶋あい」のスタートを告げる名曲。
コレを聴いて「はっ」となった感じかな(笑)
自分が事前に想像していたよりは、川嶋さんの「声」は全然出ており、
この楽曲をひっさげて歌っていた頃となんの遜色も感じられなかった。
原曲の雰囲気を大事にしたアレンジで、当時のイベントとかがちょっと思い出されたね。
ピンクのライティングの中、大きな拍手が会場を包んでいた。

3曲目 compass
「守りたいものがある」と歌われる、これも個人的に好きな楽曲。
(コミック、アニメは、シツレイながら絵が好みではなくて、まったく読んでない・観てないが・汗)
コレも原曲のイメージを大切にしたアレンジで、感情を揺さぶられる。
こんな曲を3曲目で歌っちゃうのか(笑)
まぁ、川嶋さんは楽曲、たくさんあるからね(^^)

3曲歌ってMC。
「コンバンワ 川嶋あいで〜す!
ご来場、本当にありがとうございます。
今日8月20日という日は、16歳の時から大切な日で。
…本日ラストの『820』となります。
みなさんと最高の時間にしたいと思います。
よろしくお願いします!」
の挨拶に大きな拍手。

「私はみなさんに励まされてきました。今、イチバン届けたい歌かもしれません」
と前置きして

4曲目 大丈夫だよ
…なるほど。。。
でも、これは「ファンに向けて」というよりも、
ココロのよりどころであった「8月20日」を今年最後にして、
新たな道を歩いて行こうとしている「自分」へ向けて、
今日この場所で歌うことに意味があるなぁ…
って聴きながら思いましたね。
2002年に手売りの「この場所から…」で歩みを始めた様にね。

5曲目 どんなときも
おおっ(笑)
コレ歌うんなら1曲目でロートルを沸かせて欲しかったなァ(^^)
最初の渋谷公会堂でも4曲目で披露、この曲をきっかけにバンドもノッて来て。
やっぱり、自分が川嶋さんを観始めた頃のライブでオープニングを飾っていた曲は
最後の「820」でも、歌っておくべき。ですね。
オリジナルにはない、ながじぃのギターソロも、いいね☆彡
しかし、やっぱり、こういう「路上時代」に発表した楽曲というのは
どんなにアレンジが変わっても当時へ戻れますね(笑)
まぁ会場に「どんなときも」を1曲目で聴いた人がどれくらいいたかはわからないけど。

そんなことを思いつつメモを取ってステージを観て… たら

6曲目 525ページ
「525ページ」Tシャツを着て来てる人がいたねぇ(笑)
この曲も2003年の渋谷公会堂で披露されながら、なかなかCDとして世に出なかった曲ね。
出たと思ったらバージョン違いの詰め込みCDだったり(^^)
今日のアレンジは、テンポも含めてどのテイクに近かったんだろう?
もう全然わからない(笑)
そーいえば キャンペーンで“渋谷ジャック”なんてのもやってたっけw
当日仕事してて、ママさんから「まだ仕事?早く来なさいよ」とか
メールが何度も来てたのを思い出しますわww
しかし、今改めてこの楽曲を聴くと「川嶋節」炸裂した曲だよね(笑)

また3曲歌ってMC。
「今年で“デビュー20年”を迎えることが出来ました!
“20年”って結構すごいな、って(笑)
…みなさんもいろいろあったろうな、って(^^)
お互い歳とるよな、と(笑)」
そりゃ、そうですww
あなたと知り合った頃、おっさんはまだ30代前半でしたからーww
「ところで、2003年の渋公、来た人どれくらいいます?
じゃぁ初めて来たよ、って方は? あ、けっこういらっしゃる。
…18回、全部、今日含めると19回来てるよ、って方は…」

一応手を挙げましたが、後ろから「えっこの人…」って声が聞こえました(汗)
すんませんね、全公演制覇で ( ̄∇ ̄*)

「…19回となると、極端に減りますね、やっぱりね(^^;)」
と川嶋さんも苦笑い。
「(8月20日のコンサートに来ることで)集まれる時にみなさん集まってね、
お互い『元気だよ』とか確認したりして。
そんな場所としてこの日、この時を選んでくれて本当にありがとうございます」
いやいや、こちらこそ。
「川嶋さんの法事に参加」している感覚だったのが、
いつの間にか
「年1回の同窓会」
みたいになっていたのは確かだし、それが楽しみでもあったよね。

「デビュー20周年記念ライブ、でもあります。
最後まで、一瞬たりとも無駄にしたくないです。
…聴いたことあるな?って曲もやると思いますのでw
今日はね、ベストアルバムの発売日でもあるんですよ(^^)」
と宣伝も忘れずに(笑)
「アコースティックな雰囲気で…」
との紹介で

7曲目 マーメイド
椅子に腰かけて歌い出す。
心地よい サッチンのパーカッションとながじぃのアコギのリズム感。
ああ、ちょっとボサノバっぽいかな。
この楽曲も折に触れて歌われ、アレンジを変えながら歌われ続けて来たね。
一昨年、まだ「コロナ禍」で、開催の是非が問われる中、
同じLINE CUBEでコンサートを敢行したわけだけど、
現地鑑賞は控えて配信で… という仲間の多かった中、
自分はコンサート直前にコンビニだったかに入ったらいきなりこの曲が流れて来て
「ああ、やっぱりあいちゃんのお母さんがオレを呼んでいる」
…って現地鑑賞をその場で決め、当日のセットリストにも入っていた。
というちょっと因縁を感じる楽曲でもあって。
あの時、「マーメイド」が流れて来たおかげで
「川嶋あい 8月20日公演」全コンサート現地参加。
は達成されたわけです(笑)

8曲目 3年後の都会で…
2003年の渋公公演でも、しっかりセットに入っていた楽曲。
あれはシロフォンの音かな? に導かれて静かに歌い出す川嶋さん。
スポットライトに包まれて、ちょっと幻想的でもあった。
この楽曲もよく大切な場面で歌われて来ているので
「川嶋あい」にとって重要な曲であり続けたんだね。
そういう意味では、「アコースティック」な編成で歌い、
楽曲の骨組みをシンプルにするってことは大きな意味があったんだろうと思った。

ステージが暗転し、何かが運ばれて来る。。。
小さい、クラシックなピアノだ。
…ナニを弾き語るんだろう。
まぁ「天使たちのメロディー」だと嬉しいが。

「…路上ライブ1000回の目標からスタートして、
渋公が見える場所で歌った時
『ここで歌いたいな…』と。そう思いました。
それが実現して、一年後、またここで歌いたい…
と毎年思う事が『人生の目標』となりました。
…みなさんに魅せてもらった『820』の景色。。。
ただただ、幸せに感じています。
“たまたま”から始まって、“たまたま”出逢った人たち。
…偶然を超えてますよね。
絶望感があって、ヒカリを捜して“たまたま”に辿り着いた。
20年経った今、そんな生き方を選んでいたんだ。と。
…川嶋あい、としてのデビュー曲です」
そんなMCを経て披露された曲は、

9曲目 天使たちのメロディー
歌ってくれて、ありがとう。
路上1000回を迎えた時、自分は歌ってる川嶋さんの「背中」を観ていた。
DVD用のインタビューに応えていたら、いきなりの登場で行き場所がなかった。
からなんだけど…
当時の撮影スタッフ・カメラマンの方が、
川嶋さん越しに、(無精ひげ面のw)私を含めた絵面で
「1000回目の天使たちのメロディー」の映像に、私を焼き付けてくれた。
…こんな恐縮する名誉なこともないのだが(汗)
路上で聴き、イベントで聴き、コンサートで聴いたこの曲は
まさに「川嶋あい」の分身であった。
2003年の渋公公演では、バックにストリングスが付き、
「天使降臨」を感じたものだが、
…本日の小さいピアノの弾き語りも音の「鳴り」がココチよく響き
20年前の路上を彷彿とさせてくれた。
歌詩が。
今、あらためて沁み込んでくる。

深呼吸をして…

10曲目 時雨
「天メロ」と共に、路上でよく歌われていた楽曲ね。
これはロートル泣かせだ(笑)
「時雨」とキャップに刺繍文字を入れて路上に現れる人がいたっけねぇ(笑)
そんな路上時代、キーボードで弾き語っていたこの楽曲などは
大きなホールで歌っても、メロディーの骨格がしっかりしているので
「場所敗けしない」というのが大きな魅力だとずっと思って来たけど
今日という日もやっぱり同じ感想だった。
しかも「思う様に歌えない」って言いながら、
声のトーンは20年前と同じ。
川嶋さん、あんたやっぱりスゴイ歌い手だね。

「ありがとうございます!
ずっとストリートで歌ってましたので、コンパクトなキーボードだったんですけど
(ローランドのキーボードは、そんなにコンパクトぢゃぁないけどねw)
最後なので、豪華なピアノにしました(笑)」
と場内を笑わす。
ついで、バンドのメンバー紹介。
「ドラム=ゆうき、ベース=ゆうと、パーカス=サッチン、
ギター=ながじぃ、マニュピレーター=ぐっしー、
そしてバンマス=コウヘイ!」
各々に会場から拍手☆彡
「20年の、思い入れのあるミュージシャンに集まってもらいました!」
まぁ、出来れば、最初の渋公のステージに立ってた
コーラスのゆっきーとか、
ひところよくサポートで一緒にステージに立ってた
バイオリンのまるちゃんとかいると、涙腺崩壊したかも(笑)

「(バンマスのコウヘイくんに)20年、バンマスを務めてくれてありがとう。
コウヘイがいなかったら『820』の音は成り立たなかった。
毎年、『音』が出来上がって行くのが楽しみでした!」
とコウヘイ君に最大の謝辞。
ほんとにね、毎年、毎年、
原曲の持つ魅力を引き出す素晴らしいアレンジ、ありがとう。

「…なるべくね、現在進行形でいたいものですね。
出逢いとか別れとか、生まれた時に始まってるのかもしれないけど
今が『こんなに素晴らしい』と思えることが素晴らしい。って。
会場のみなさんが、私の『現在(いま)』を作ってくれている、
『終わり』は『始まり』を連れて来てくれる…
人としてまだまだ成長していけたらと思います。
新曲を、ミニアルバムから」

11曲目 Journey
リズムはレゲエ、コウヘイ君に煽られるカタチで客席から手拍子(^^)
ギターソロを弾くながじぃ、遠くてよく見えないんだけど
ギターはポール・リード・スミスかな?
ボディーのカラーいいねぇ(どうでもいいww)

さて、川嶋さんは衣装の上着を脱ぎ、本気モード(笑)
バスドラのリズムに合わせて
「みんな!立ちましょう!」
との掛け声に合わせて、周囲が一斉に立ち上がったもんだから
なんも見えなくなったww

12曲目 メドレー
ばんそーこ
ハレルヤ
くるくる
見えない翼
My Love
もっと!
ジャングル
I Love Your Smile

個人的な見解だけど、
メドレーってのは歌ってる方は「歌いたい曲」を詰め込めるから楽しい。
…のかもしれないけど、私はこの中から2曲くらい、
フルコーラスで「じっくり」聴きたいタイプです(笑)
この中なら
「ばんそーこ」と最後の「I Love Your Smile」かな。
もしくは古めの「もっと!」がいいですね(^^)

メドレーが終わって、コンサートも佳境に入って来た雰囲気(笑)
さて、終盤の盛り上げは…

13曲目 明日への扉
ステージの照明は明るく!
まぁこの曲は、余計な演出はいらん、とずっと思っている(笑)
ライティングとかなし。でも全然大丈夫だと。
川嶋さんのどの楽曲もそうであるように、この楽曲も例に漏れず
(売れた有名な曲とか関係なく)、
当時の「川嶋あい」の ほとばしる感性が楽曲の中に生きている。
また、そんなファンの想いも受け止める川嶋さんの声、
そしてバンドの素晴らしい演奏!

この曲の披露に、会場は割れんばかりの拍手。

開演前、NHK前でギター弾き語りしてる16歳の女の子が
「川嶋あいさんの『明日への扉』を歌わせていただきます!」
と言ってるのを、おじさんたちは
「川嶋あいの、ぢゃぁないよ、I WiSHの、だよw」
と要らん突っ込みをしてたのだが(笑)
もう、今の若い人たちは「I WiSH」を知らないのかな。
余談過ぎてどうでもいいんだけどw

20年前、水無月十六夜Century会長に、
川嶋さんの路上終わりに路地に引っ張り込まれ
「びーさんが知らないのは非常にマズイんで…」
と「旅立ちの日に…」がカタチを変えて、
テレビ番組「あいのり」の主題歌になっていることを聞かされた。
「他人の恋愛をテレビ番組で観て、どうすんの?」
と思ってた(今でも思ってるw)ワタシは当然番組を観てなかったので(笑)
路上で川嶋さんを観て応援している“仲間”として、
「知らないのはマズイ」って思ったそうですわw
誰よりも「川嶋あい」を応援してた会長も、今日のこの現場にはいなかったけど。
そんなことや、雪がチラついた発売当初のライトオンの路上とか
(「I WiSH神社」なるものが期間限定で設置されていたw)
発売日前日に、発熱して早退してるのに
当時池袋のサンシャイン通りにあったタワレコへ寄って
「これくれー!」と「明日への扉」のCDを10枚買い込んだとか、
I WISHのお披露目イベントに、Zepp Tokyoでクソ寒い中並んだ、とか
…この楽曲については、そりゃぁいろいろ想い出はある(笑)

「明日への扉」が終わり、再びピアノが登場。

14曲目 12個の季節
この楽曲も路上でずっと歌われて来て、タイトルを変えて今でも歌われ続けて来た。
今はなき新宿厚生年金会館での「合同卒業式」なんかは今思い返しても
「胸アツ」になる。
MVに登場する あすかちんや こんちゃん も
今ではコドモがいたり、結婚してたりで、まぁ月日の流れを感じる(笑)
もう、書ききれないほど、
路上時代の楽曲には想い出が詰まってる。
このへんでやめとこうw

…と思ったのだが(笑)

「時間が早くて、
スローで、スローで ちょっとずつ ちょっとずつ…
と思うんですが。
路上1000回目の時のようなキモチになって…
いよいよ最後の曲をお届けする時間になってしまいました。
『今年の820で最後』と決めてから
『早く歌いたい』というキモチと『まだその日が来ないで』というキモチが
ずっとせめぎあっている感じですが
大切だからこそ、ピリオドを打ちたいな、と…」
「私は小さい頃から頑固で。
そんな私をみなさん どう受け止めてくれているのか。
…20年、『820』を作ってくださって、ありがとうございました…」
「20年間を想って。…歌わせてください」

本編最後の楽曲。
15曲目 旅立ちの日に…
イントロだけでね、鼻の奥が「つん」と来る楽曲ですよ(笑)
まぁ、今日は泣かないぜ(^^;)

「明日への扉」の原曲であるがゆえに、
ホントに ここに書き出したらきりがない。
2003年の最初の渋谷公会堂では、「…ありがとう...」のあとに歌われ、
「8月20日」公演で「…ありがとう...」以外では
唯一の「ラストナンバー」になった曲だし
川嶋あいの中に於ける「重要な楽曲」であるのは書くまでもない。
「明日への扉」では泣かないけど
「旅立ちの日に…」で弾き語られたら、泣く(笑)
20年分の想いを込めた「旅立ちの日に…」は、感動的だった。
(まだ、涙はこぼれてはいない・笑)

「今日は、本当にありがとうございましたー!!」
と深いお辞儀。
客席の各方面へ手を振って、ステージ袖に引っ込む。

19:27、客席はアンコールを求める拍手で沸く。
グッズの? ペンライトがあちこちで揺れている。

…そんな会場を、例によって冷めた目で観察してしまう私(笑)

「最後の『8月20日』のアンコールに歌う楽曲は、なにか?」
「まぁ古い曲ではあるだろうけど…『Dear』とか
もしかしたら『飛べない鳥』とか『路上から…』なんかもあり、か」
とアタマの中でぐるぐる妄想(笑)

19:30
会場から、「12個の季節」の大合唱。
LINEのファンのコミュニティで企画された?らしい。
むかーし、Centuryでも似たようなことやったっけね。。。懐。
バンドのメンバーが再登場、コウヘイ君が何気なくピアノで参加、
バンドもフィルインでオケを付けてくれた。
さすが (`´)ゞ

川嶋さんもステージに登場、客席の歌声を、黙って聴き入る。

「ナニを歌い出したんだろうと思ったら…
みなさん、本当にありがとうございます!
こんなことをしていただいて、『胸アツ』です!
関わったすべてのみなさん!
ほんとうにありがとうございました!!」
と謝辞。

「820のステージでファンのみなさんと再会している気分です。
…天の川みたいなね、『820』という場所で、ファンの方とも年1回、お目にかかる。
来年からはコンサートではお目にかかれませんが…」
とかMCをメモっていたら、
流れてきたイントロに
「えっ!?」
となって驚いて顔をあげた(笑)

アンコール1曲目 ふたつ星
おいおいおーい(笑)
「最後の8月20日」のアンコールは「ふたつ星」か!\(^o^;)/
ステージの「満天の星空」感を演出したライティングがとてもいい。
楽曲とあいまって ぐっと来てしまった。

「ふたつ星」についても、今までいろいろ書いて来た。
I WiSHのセカンドシングルに採用されたがために、
路上で歌う事は完全封印。
Centuryのライブマニアや、ソングマニアからも、一時期抹殺されていた(笑)

ただし。
路上を観ていて、最後に残ったのが当時の
「BBS軍団」とか呼ばれたHPのBBSへの書き込み常連
→Century設立の基になったメンバーたちだけになると
「機材片付けようかと思いましたけど、
知ってるお顔ばかりなので(バレる心配がないから)
ちょっと歌いますねー」
とか言って、さらっと1曲歌ってくれたのが
「ふたつ星」だったりした。

制服姿の16〜17歳の女子高生が、路上でこんな曲を歌ってたのだ。

「あの曲、ストリングス付けたら壮大な曲になるよねぇ」
とかアレンジについて路上で川嶋さんと語ったこともある。
(川嶋さんは覚えていまいww)

そんな楽曲を、
「最後の8月20日」のアンコール
に選んでくれた。
「路上時代から応援していたファン」へのプレゼントだった。
…と、今、勝手に解釈している。
ありがとう、としか、言えない。

「ふたつ星」で、涙腺は崩壊した。
泣いた。

19:42 メンバーと手を取って、ステージ前で「万歳!」
そして、深いお辞儀。
再び、ステージ袖に引っ込む。。。

が、8月20日ですんで。
まだこの先があります。

白系の衣装で登場した川嶋さん…
「アンコール、ありがとうございます!」
「『ごめんなさい』って思ったんです…」
そう語る。
「『820』を生きがいにして生きて来た音楽人生でした。
そして、私の決断で、この日の楽しみがなくなってしまうファンの方がいらっしゃる。
本当に『ごめんなさい』って」
「でも、それ以上に、強く思うのは、(母のすすめで活動を続けたから)
目の前のみなさんと出逢う、その道筋を見つけてくれたことです」
「東京へ来てスタッフと出逢って。
応援してくれるファンの方に励まされて来ました。
…母と出逢えた“たまたまな偶然”が“今日”という日を作ってくれています」
「大好きだった『820』が終わる、ひとつの区切りです。
20年間、最高でした」
「最後の『820』に立ち会っていただき、本当にありがとうございました」
深いお辞儀のあと、
本日最後の楽曲。

「…ありがとう...」

最後も、ここは書きません。


喉の調子はよかったのか?
本当に「絶好調」だった時の「川嶋さんの“声”に包まれる」
…あの感覚は確かになかったけれど、
最後まで歌い切った。
そんな表情に見えましたね。

19:59 また深くお辞儀をし、ステージ袖で深いお辞儀を繰り返す。
手を振って、袖に消えた。。。

19回目の8月20日公演が、終わった…



終演後、お母さん、お父さんの遺影に会いにステージ前方へ。
もう、こんなことはないんだろう。
手を合わせようとしたら、会場スタッフが
「撮影用のシートに乗らないでくださーい」
と。。。
知らんがな(汗)
デリカシーがないね。
向こうも仕事だから仕方ないけどさ。

とりあえずは、最後のご挨拶も出来たので良かったかな。

終演後、吉永社長にもお目にかかったけど、
関係者に囲まれてた?みたいなので
「ありがとうございました」とだけ言って会場を出た。

Centuryを立ち上げた頃のメンバーは、ほぼいなく(笑)
せいぜい、ママさん、NGCさん、そして、ワタシくらいか(^^;)
まぁ20年も経ってれば仕方ないんだけどw
結局、「私設ファンクラブを作りたい」と言い出した大学生に巻き込まれた
いい歳のオトナだけが最後まで残った。
…そんな感じかな(笑)

いずれにせよ、20年のお付き合い。
その人間関係は、すべて「川嶋あい」が作ってくれた。

当時のスタッフで我々とフレンドリーに接してくれた
マルちゃん、ハナちゃん、Pさん、ほうじょうさん、
CDやHPのデザインしてた制作者さん
そしてヤスさんや、福原さん。。。
出来れば会場でお目にかかりたかった。

そもそも「Century」は
I WiSHのことは協力して内緒にする、
2003年の渋谷公会堂公演は成功させる。
…ってことを暗黙として
学生スタッフのみなさんと一緒に川嶋さんと歩いていた。
って感覚でいたので
やっぱり「ありがとう」とこの場を借りてお伝えしたい。




川嶋あいさん
バンドを支えたミュージシャン
スタッフ各氏
吉永社長
そしてCenturyの会員各位。

20年、ありがとう。
お疲れさまでした。

これを持って、BLUES 最後の「8月20日」公演のライブレポートを終わります。


…また、いつか、どこかで。




(2023.08.27掲載)