2008年12月20日 刈羽村生涯学習イベント X`mas コンサート
@刈羽村生涯学習センター「ラピカ」文化ホール(新潟)

・演奏曲目

lover
ドアクロール
冬物語〜winter story〜
シャングリラ
Ark
涙(仮)(新曲)
カケラ
crying
10 雪に咲く花
11 空、風、波、夢
12 もうすぐX’mas
13 見えない翼
14 My Love
15 long and deep X'mas
16 旅立ちの日に・・・

・レポートその2(温泉博士さん)

今年、最初で最後のクリスマスコンサート
私は静かにその 声 を堪能したい
一番川嶋あいを感じたければクリコンと言うことになる
他の季節のツアーよりも、私はクリコンに行きたい


クリスマスコンサートは、ほぼ定刻の1830に始まったと思う
今日もアコースティック編成と聞いていた
まず、哲っちゃんが登場してギターを奏で始める
???『なんだ?この曲?・・・』
川嶋さんは立ったまま歌唱に入る
曲名が分かったのは歌い始めて数秒は掛からなかったと思うが・・・
オープニングは「灯」
誰が想像できたであろう
静かな曲をしっとりと歌い上げる
「天メロ」を想像していた私は、いきなり裏切られた形となったが、
クリコンの雰囲気を創り出すにはいい選曲であるかもしれない
会場全体の心拍数が落ち着いたのではないかと思った


たぶんMcで何かを口にした


kouheiさんとまるちゃんが新たに加わり、2曲目「lover」
いきなりのハイトーン曲に『えっ!大丈夫なの?』と思った
たぶん間違いなく、本人の作品の中では最も高いキーを必要とするもの
数曲大人しめの無理のない曲が安全であると思っていた
それはこのコンサートの第2印象を決めかねない
他のコンサートと違い、クリコンは皆が聴き入る曲が多い
いつも以上に、その美しい旋律とゆらぎを聴きたいと思うし、ミスをしてほしくなかった
しかし、私の心配も杞憂に終わる
川嶋さんはこの「lover」を見事なファルセットを用いて歌い上げた
これで、私も完全にクリコンのモードに入った感じがする

ちなみに、まるちゃんは黒色の衣装でノースリーブ、今日も素敵です
男性陣は黒色のタキシード風


たぶん、またMc?


パーカッションのサポート(yu-kiさんと言うそうです。)が登場し、これでフルメンバー
2曲を立ったまま歌ったあとは、椅子に腰掛け3曲目「ドアクロール」
根拠はなかったが、予想していた3曲目が当たった?だけで嬉しく思った
しかもそれは、「絶望と希望」以来に心の内面を綴った、
川嶋あいの審美性を極めた作品(と思っている)
結構好きな曲であるにもかかわらず、記録上5回しか聴いていない
個人的には、他の作品と比べて曲への歌詞の載せ方が強引にも感じるが、
歌詞を一気に書き上げた感が好感を持てる(自己評価)
久々にその詩の世界に引き込まれたようであった

続いて4曲目「冬物語〜winter story〜」
哲っちゃんのギターならではの聴き応えがある
これも椅子に腰掛けた状態での歌唱でしたので、残念ながらダンスはありません(笑)


Mc(内容は記憶にない)


5曲目「シャングリラ」
ツアーとはギター奏者が違うのとコンセプトが異なるからでしょうが、曲の重厚さが違いました
曲の終盤、なんとアクシデント
まるちゃんの奏でるヴァイオリンの弓の毛(馬の尻尾だそうです)が数本ちぎれる・・・
まるちゃんはその毛を引きちぎり、足下にぽい
その後は音に違和感を感じたのか、表情がよくありませんでした
曲が終了すると、舞台袖にそそくさと去っていきました

まるちゃんのいない6曲目「Ark」


Mcでは焼酎から日本酒の話
私はここまでの記憶を1回目のメモ(と言っても5cm四方ほど)
よって、話はあまり聞いていませんでした


7曲目「涙」
「日本で?いや世界で最初に披露します、新曲 涙」(たぶんこんな感じ)
実はリハの音漏れで耳にしたことのない曲を聞いています
『たぶん、誰かのカバーだよな・・・』みたいな感じでした

ただ、kouheiさんがグランドピアノではなく、オカリナを吹いていました
私は初めて目にしました
詩の内容から、タイトルが漢字で「涙」かを考えながら聴いていましたが、
導き出した答えは「涙」
コンサート終了後、ステージ上のセットリストを確認したら、「涙」でした
曲調など、正直あまり記憶にありません


「涙」終了後は、3人のバンドメンバーが去り、まるちゃん再登場
弓がアイボリーホワイトから真っ白になっていましたので、
てっきり弓を張り替えたと思っていましたが、
帰宅後調べたら張り替えてしばらくは普通には使用できないみたいですので、
ステージ上にいなかった14分?くらいの時間に、
もしかしたら予備を持って来ていて交換して休憩していたか、
張り替えた後に使えるようにするための微調整をしていたのかは分かりません
いつもにも増して力を入れていた、なんて考えるだけでも嬉しいです

まるちゃんお目当てのお客さんには、目にする時間が減ったかもしれませんので、
真相を解明したいですね


Mcでカンボジアの話


8曲目「カケラ」
キーボードの川嶋さんとまるちゃんとの2人での演奏です
先月の名古屋と同様の2ショットでしたが、
ヴァイオリン部分で一番好きな箇所が聴けなかったのが残念でした
過去に何度か表現したことがあると思いますが、
歌詞2番終了後の間奏部分がヴァイオリンなしでは考えられないくらいの魅力があります
聴く度に鳥肌ものです

そして、私は集中して聴き入っていたためか気付きませんでしたが、
友人の話によると、歌詞を間違えたとか・・・

少し前までは心の中で一緒に口ずさんでいましたが、最近は聴き入ることにしています
違和感はまったく感じていません

「カケラ」は歌詞が一番、二番とあってもそれは一つの物語のようです
歌詞を間違えること自体珍しい川嶋さんですが、
私はその間違いが記憶にない事が残念でたまりません


9曲目「crying」
これも川嶋さんとまるちゃんとの2人で演奏


他のメンバーが揃っての10曲目「雪に咲く花」
この日のこの曲は、その壮大さに震えました
アコースティック編成の5人であるのに、
まるで数十人のオーケストラでも聴いているような錯覚
音が迫ってくるような感覚さえ覚えました
これまで耳にした延べ数百曲の中でも頂点に君臨するに相応しいものでした

これまでの9曲は演奏が終了する前に(フライング)拍手が始まっていました

が、この曲だけは演奏が終了して数秒、空白の時間がありました
考えるに、会場の全員がこの曲の圧巻さを感じていたと思います

空白の数秒後、一斉の拍手

帰路に「12個の歌」を聞きました
もちろん「雪に咲く花」も入っています
申し訳ありませんが、異なる曲ではないかとさえ感じました
それくらいコンサートでの作品は素晴らしいものでした

私の感性では、この曲のイメージ色は 淡い青 です
しかし、ステージのライトは緑・・・
私はこの作品を完全なシチュエーションで鑑賞したかったです


Mcで「これから、盛り上がっていきましょう」みたいな感じで


11曲目「空、風、波、夢」
これまた久しぶりに聴け、合唱までしました


Mc・・・


12曲目「もうすぐX’mas」
帰宅後に調べたら、何と初披露だったみたいです
タイトルと歌唱の時期がぴったりです

歌唱中、川嶋さんは終始笑顔でした
まるちゃんもですが・・・

乗りも良く爽快な曲ですが、手拍子が併せづらい一面が・・・

13曲目「見えない翼」
14曲目「My Love」

開演前、ステージ上のセットリストを見ました
ただし、曲名は知りたくないので曲数だけ・・・

No14とNo15に間があったので、
本編で14曲、アンコールで1曲の15曲と思っていました
「My Love」歌唱後、ステージを去るかと思いきや、

Mcで、「最後の曲になります」と・・・

15曲目「long and deep X'mas」
昨年発表され先程歌唱した「もうすぐX’mas」、
6年前に発表された「long and deep X'mas」
この曲のタイトルにあるクリスマスというイベントに対する作品2つを、
曲調で対比してみるのは好ましくないことだとは思いますが、
「こんなに成長したんだ」と改めさせられました
それは表現しづらい部分ではありますが、川嶋あいさんの心情が表れているようで・・・

それでも「long and deep X'mas」の方が らしさ を感じてしまう私でした


ステージを去る川嶋さん
私はアンコールの最中、2度目のメモ・・・


再登場して、Mcで「卒業ソングを・・・」(詳細は覚えていません)
YAMAHA製のグランドピアノでの弾き語りで「旅立ちの日に」


一度袖に帰って行った川嶋さんは、再度ステージに表れ、
○○あいさんから花束を贈呈されていました


当初は12曲聴くことが出来ればいい、と思っていましたが、
終わってみればアンコールを含め圧巻の16曲
しかも、どれもこれも非常に高いレベルでの歌唱と演奏
このコンサートに参加されたみなさんが、それぞれに思う箇所があると思いますが、
総合的にも最高のパフォーマンスであり、最高のクリスマスプレゼントであり、
改めて川嶋あいのポテンシャルを感じたものと思います

このクリスマスコンサートに参加できたことを誇りに感じます


会場を後に屋外に出て外気は冷たいのに、心は幸せの温かさを保持したままの状態でした





追伸
私のメモは全てでB5を八折りにしたもの2ページ(9cm×13cm)で、
筆記は2回、しかも時間にして数分であることを勘弁頂きたい
筆記内容は、セットリストとその編成が9割を占めています

帰宅後に薄れていく記憶の中での作文でした
(2008.12.24掲載)

・レポートその1(ひいらぎさん)

ありがとう。
この一言から、始めないといけない。
川嶋さんと、
川嶋さんを好きでいる人と、
いつもわたしに多大なる心遣いを示してくれる、幾人かの大切な人たちに。
刈羽村のコンサートが発表され、
コンサートチケットを購入し、
朝早く会場に並び、
座席に座る。
ライブが始まるまでのすべて、
わたしがこの時この場に居れたこと、
全部、わたしとつながる誰かのおかげです。
ありがとうございました。
このコンサートを見れなければ、
わたしの2008年は終われなかった。
これがライブ後の、今のわたしの率直な感想です。


西神戸センター街から、サイン会ツアー、水上、カンボジア、ベストツアー、
そして数多くのイベント&ライブ、
それらすべてを通して感じてきた想いの集約が刈羽村にあった、
と言ったら言い過ぎでしょうか。




わたしは昨夜、奇跡を見ました。
あれは奇跡だったと、思うんです。




ライブの始まり、「灯」のワンフレーズが奏でられたその瞬間から、
わたしはずっと、ドキドキしていたんです。
それは嬉しさとか興奮とかを軽く超越してしまった、未知の感覚。
人それぞれ、好きな歌、好みのライブ、それを聴くタイミング、
いろいろあると思うんです。
でも、昨夜のコンサートは、そのスタンスが違う。
(それはセットリストにも現れていましたね。
川嶋さんが今日のこの日、歌おう、伝えよう、と思った
これらの歌たち。川嶋さんの想いに。)
おそらくこの場に居た多くの人は、皆、似た感覚を味わったんじゃないでしょうか?
わたしは、ずっと、ドキドキしていました。
それは、奇跡を見たからなんだと、思います。



みんな、どこに奇跡を見ただろう。
「灯」の始まり?
「lover」?
「ドアクロール」?
初めて聴く「涙」?
川嶋さんの弾く「カケラ」?
圧巻の「雪に咲く花」?
共に歌う「空、風、波、夢」?
美しさを極めた「long and deep X'mas」?
ポイントは果てしなくあったことでしょう。
アコースティックと言いながら、
バイオリン、グランドピアノ、パーカッション、アコースティックギター、
四人を従えたサウンドは、パワーに満ち溢れていました。
美しく、可憐だった。

わたしは「もうすぐX'mas」が、良かった。
初めてライブで聴く歌声。川嶋さんのしぐさ。
そのスピード感と幸福感と溢れる笑顔が、
嬉しかった。





川嶋さんは、2008年の感謝を告げた後、「2009年」という言葉を口にしました。
その一言に、わたしは未来を見ました。
まだまだ、これから、ですね。

奇跡の一夜に、感謝してます。
(2008.12.24掲載)