2004年11月7日 大阪大学まちかね祭

・演奏曲目

時雨
天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
525ページ
マーメイド
「さよなら」「ありがとう」〜たった一つの場所〜
12個の季節〜4度目の春〜

・レポートその2(かまやんさん)

僕は今回で2回目の川嶋あいのライブ。
近くて、日曜ということもあり比較的行きやすかったので行くことに決めた。

当日は夜勤明けになったが、開演時間が夕方で、
行くのに時間も掛からないので十分睡眠時間が取れた。
昼前に起き、支度をして妹に車で自宅の最寄り駅まで送ってもらう。
天気は雲ひとつなしの快晴。
前回の三重の野外ライブでずぶ濡れになったから
今度こそは晴れて欲しい!前日までそう祈っていた。

12:00過ぎの電車に乗って大阪(梅田)で阪急電車に乗り換えて
阪大最寄り駅の石橋に向かうルートにした。
電車に乗っている途中、やけにクシャミと鼻水が出ることに気が付いた。
僕は風邪を引いてしまった・・・。
夜勤明けで起きたときに入浴したのがいけなかったのだ。
寝る前に入ればよかった・・・。
でも、絶対行きたいし、念願の関西でのライブ。
行かないわけにもいかない。
とりあえず梅田で阪急に乗り換えの際、栄養ドリンクを購入して飲んだ。
体のコンディション最悪・・・。

13:30過ぎに石橋に着き、徒歩で阪大に到着した。
とりあえず、開演時間まで時間はあるので、
キャンパス内を歩き、時間を潰すことにした。

「うわ、やばい」
依然クシャミや鼻水が止まらないし熱っぽい。
「まだ時間はある。よし!薬局を探そう」
阪大からまた阪急石橋駅に戻り薬局を探す。
すぐ見つかった。
薬局の人に「風邪薬ください」って言って、症状を告げ、粉の風邪薬を買う。
すぐに飲んで様子を見る。
その時電話が鳴った。Cショックさんだった。
Cショックさんは当日来るかどうか分からなかったが、
今、難波にいてこちらに向かってる途中だという。行くことにしたらしい。
ジラルデリさんも来ているとの事。

阪大に戻って、とりあえず風邪の症状が落ち着くまで裏の駐輪場のベンチに座って
Cショックさんからの連絡を待つことにした。
少し経ってCショックさんから連絡が入る。
再び石橋駅に向かいCショックさんを迎えに行くことにした。
石橋駅の「阪急タクシー」の待合室で待つこと10分
Cショックさんが石橋駅に到着し、共に阪大に向かう。
薬が効いてきたのか、だいぶ症状が落ち着いてきた。

阪大に着き、17時過ぎに会場に来た。
すでに、かなりの人がいて最前列は確保できなかった。
僕らは前から6〜7列目だと思う。
しばらくして漫才コンビがステージに上がり、司会を務める。
あいちゃんが「明日への扉」を歌うなんて言っている。
そんなわけないでしょ(笑)

そして、いよいよあいちゃん登場。キーボードに着き歌いだした。

1曲目【時雨】

(あいちゃんのMCの詳細はジラルデリさんのレポートを参考にしてください。
 ここでは、僕的の解釈でまとめてみようと思います。)

あいちゃんのMCのとき、
大阪大学と阪南大学どちらも同じ「阪大」ではないかと言うことを言っていた。
僕的には大阪大学が「阪大」阪南大学は「阪南大」でいいんじゃないかな。

2曲目【天使たちのメロディー】

ふと周囲を見渡した。
すごい人だ。パッと見1000人、いや1500人はいただろう。
ステージに隣接している校舎の非常階段にも沢山の人がいる。
これには驚いた。
前のほうにジラルデリさんがいるのが確認できた。

2曲目が終わるとあいちゃんは、立ち上がってマイクのところまで移動する。
上着のジャケットを脱いでキーボードに置く。

3曲目【525ページ】

ここからはカラオケの伴奏。
曲が始まって僕は自分から手拍子をして皆に促す。(笑)

4曲目【マーメイド】

もうこの時間11月にもなると寒いはずだが熱気のせいか
かなり暑く感じる。これだけの人数だ。
と思い、後ろを見ると出店のテントのところまでも人でいっぱいだ。
歌い終わってあいちゃん再びキーボードに着く。

次の曲は11月17日にリリースされる新曲で、
大阪をはじめ関西では初披露だという。
「『さよなら』『ありがとう』という日本人の心に響く気持ちを込めた曲」
あいちゃんは言う。しかも弾き語りだ。

5曲目【『さよなら』『ありがとう』〜たった一つの場所〜】

この曲を聴きながら僕は去年の今頃の事を思い出した。
去年の11月、僕の父が病魔に侵されて闘病の末
50代の若さでこの世を去ってしまった。
癌だった。
唐突に突きつけられた現実。
葬儀の告別式、父との最後の別れの時に
「また一緒に酒飲もう言うたやんけ」って言って思いっきり泣いた。
父には学校のこととか色々迷惑かけたな。
今まで育ててくれて本当に感謝している。
そんなことを思い出しながら曲を聴いていた。
あれからもう1年が経ったんだな。
詩の一つ一つが心に突き刺さる。
感動のあまり僕の目から涙がこぼれ落ちた。
本当に心に響いた。今日聴けてよかった。

曲が終わってあいちゃんのMCで、
近いうちに神戸に来てくれるらしい。
最後の曲の前に、あいちゃん高校3年間の上京してから今までのことを話す。
「絶対にあきらめないでほしい」
その言葉がすごく心に響いた。
「負けるもんか」って思った。

最後は【12個の季節〜4度目の春〜】

最後の曲が終わり、あいちゃんが深々と一礼してステージを後にする。
僕は精一杯あいちゃんに向かって大きく手を振り続けた。
あいちゃんが見えなくなるまで・・・。

あいちゃんのライブが終了して
僕達も少し広いところに出ようとしたが以前人が一杯で出るに出られない。
Cショックさんと一緒に人垣をかきわけて出る。
ステージの広場より、中庭までは段差があってこれだけの人数だ。
転倒の危険性も考えられる。
とにもかくにも人垣の中を脱出して出店の前で
ジラルデリさん、エルムさん、うまPさんに会う。
少し会話をしてここで解散。阪大を後にする。
Cショックさんと阪急で大阪まで一緒に帰る。
大阪駅でCショックさんと別れ家路についた。

今回で2回目のライブ参加になりましたが、
本当に行って良かったと思います。
風邪気味で最悪のコンディションでしたが、
新曲も聴けたし、いい体験をさせて頂きました。
Cショックさん、ジラルデリさんをはじめ、参加された皆さん、
本当にありがとうございました。

・レポートその1(ジラルデリさん)

名古屋駅からのぞみに乗って新大阪駅。
地下鉄に乗り換えて千里中央。
そこから大阪モノレールで柴原。
そこが今日の会場、大阪大学豊中キャンパスだ。
いかにもキャンパスという広い建物群。
その北方の一角に今日の会場であるオープンステージがあった。

17時開場と言うことだが、すでに数人の人がいる。
見ると、にしさん、エルムさん。
最前列があっさりとれた。
その後、白い街さん、一児のパパさんたちがいらっしゃった。
しかし、この後にオープニングアクトのいくつかのグループが出て、
結局最前列には陣取れなかった。
3列目くらい。

5時頃から、どんどん人がやってくる。
すっかり、暗くなってあいちゃんの出番が来る頃にはすごい人の数。
何千人というオーダー。
今日はどんな編成かなと思っていると、
ステージの上に運び込まれたのはキーボードが一つ。
ローランドのJUNO−Dという見たことのない機種。
どうも、弾き語りらしい。

5時半頃、ファンパークという漫才コンビがあがりこの後の学園祭フィナーレの説明。
何と、あいちゃんが「明日への扉」を歌うとか、むちゃくちゃ言ってる。
そんなはずないだろ。
川嶋あいとI WiSHは別人格なんだから。

とにかく、5時45分頃。予定通りあいちゃん登場。
キーボードにつき、恒例の何音か出して、前奏を弾き出し歌い出した。

【時雨】
今日は茶色のジャケット、黒のインナー、グレーのスラックス、茶色のローファー。
ちょっと、声がかすれ気味な気がするけど、気のせいかな。

「大阪大学の皆さん、今日は、川嶋あいです。」
「みんな、元気ですかー。」
「みんな、盛り上がってますかー。」
「今日は大阪大学にやってきたんですけど。」
「大阪はすごい関西弁が飛び交っていて、
 大阪駅についてホント、すごいと思っちゃいました。」
「私、今年、学園祭17校くらいやるんですけど。」
「すごい大学生活に憧れてるんです。」
「今年、高校卒業して、今、学校に行ってないんですけど。」
「キャンパスライフに憧れているんです。」
「すごい素朴な疑問なんですけど、聞いていいっすか?」
「大阪大学と阪南大学ってあるんですけど。」
「略すと同じ阪大じゃないですか。」
「でも、全然違うんですね。」
「私のスタッフに阪南大学の、阪南大学出身のスタッフがいるんですけど。」
「この前、ラジオで私間違えちゃって今度阪南大学へ行くと言っちゃったんですけど。」
「そうしたらそのスタッフが全然レベルが違うよって。」
「そんなにレベル違うんですかね。」
「大阪大学は、頭よくて賢そうな感じ。」
「皆さん、すごい賢そうですね。」
「今日は、盛り上がっていきたいと思ったんですけど。」
「私一人なので盛り上がらないんです。」
「でも、少しでも盛り上げていきたいと思ってるんで、皆さん、協力してください。」
「それでは続いて、去年の8月にリリースした1枚目のシングルから聞いてください。」
「これは私にとって、とても大切な曲で、5年間かけて作った大作です。」
「聞いてください『天使たちのメロディー』。」

【天使たちのメロディー】

「次は明るい元気な曲を歌おうと思うので、ちょっと移動します。」
と言って、立ち上がって、スタンドマイクのところへ行った。

「今日、ライブの中で唯一盛り上がる曲です。」
「今日は本当にすごいたくさん人がいて、びっくりしてるんですけど。」
「気合いを入れて、上着を脱ぎます。」
ジャケットを脱いでキーボードのいすの上に置いた。
中には襟の広い黒い長袖のカットソー(名前がよくわからない)。
首にネックレス。

「3枚目のシングルで『525ページ』という曲です。」
「辞書の525ページにLOVEという文字が3つあるという意味の片思いソングです。」
「明るい曲なので、盛り上がっていきましょう。」
「聞いてください。『525ページ』。」

【525ページ】
カラオケ伴奏。
自分で手を上に上げて手拍子要求。
途中で「皆さん、一緒に。」
何を一緒に歌うんだ。
みんな歌詞知らないぞ。
歌いながら上手へ、そして中央へ戻る。
下手へは行かなかった。
そのまま続いて

【マーメイド】
歌い終わって、再びキーボードについた。
ジャケットは羽織らず、膝の上に置いた。

「続いての曲なんですけど。」
「11月17日リリースの新曲です。」
「確か、大阪、関西地方では初披露になります。」
「今回この曲以外のカップリング曲もすごい豪華で。」
「出雲駅伝のテーマソング『未来への道』。」
「めざましテレビの11月のテーマソング『手のひらを太陽に』。」
客席から「毎朝、聞いてます。」
「ありがとうございます。」
「この新曲はすごい悲しい曲で、恋の終わりの歌です。」
「『さよなら』『ありがとう』という日本人の心に響く気持ちを込めた曲です。」
「『さよなら』『ありがとう』たった一つの場所」

【『さよなら』『ありがとう』たった一つの場所】
弾き語り。
確か、この曲の弾き語りは初めてのはずだ。
この間の名古屋でリハに歌われているそうだが、本番では初めて。
聞けてうれしい。

「えっと、今日大阪にやってきまして。」
「また、近々大阪にやってくるんです。」
「12月21日、まだ先ですね。」
「神戸、神戸でした。」
「VARITというところでアコースティック調でライブをやります。」
「よろしかったら、いらしてください。」
「次で、最後の曲になるんですけど。」
「この曲は卒業をテーマにした曲で。」
「皆さんは大学生とか高校生とかいると思うんですけど。」
「10代はいろいろなことのある時期で。」
「皆さんも悩んだり、迷ったりしてると思うんですけど。」
「私は15歳で東京に上京したんですけど。」
「上京して、その日々は大変で。」
「いろいろ迷ったりしていまして。」
「路上ライブを始めて。」
「それで、現在の道が開けたんです。」
「皆さんに言いたいことは絶対にあきらめないでほしい。」
「高校3年間経験して、全部かけがえのない大切なものです。」
「来年卒業する人にはぴったりの曲です。」
「是非、自分の学校生活と重ね合わせながら聞いてください
 『12個の季節〜4度目の春〜』。」

【12個の季節〜4度目の春〜】

「ありがとうございました。」
「これからライブ1000回目指してがんばりますので、応援してください。」
「本当に、今日はどうもありがとうございました。」
立ち上がってジャケットを羽織り、深々と一礼した。
そして手を振りながらステージを降りていった。

しかし、MC「けど」が多いな。
こんなに多いかな。
たぶん私のメモが変なんだろう(爆)。