2004年7月26日 ライブ in Kyoto
@磔磔

・演奏曲目

525ページ
Just after the rain !
瞳を閉じて
SKY
Ark
空色のアルバム
マーメイド
夏のクリスマス
どんなときも
10 夢の扉
11 空、風、波、夢
12 雨になる
13 流れ星
14 天使たちのメロディー(1stMaxiバージョン)
15 Never stop singing !
16 飛べない鳥
17 12個の季節〜4度目の春〜

・レポートその2(ジラルデリさん)

京都の夏、一週間前の新風館は暑かったな。
その日、なんと東京から新幹線で京都へ向かった。
前日に松任谷由実サーフ&スノーin逗子マリーナがあったのだ。
ものすごくお金のかかったライブ、そして大観衆。
これに川嶋あいのライブは勝てるのだろうか。

京都駅に到着し、早めに現地入りしているけむさんに電話してみた。
たっちゃんがまもなく京都駅に東京から到着するので、
京都駅に集合するとのこと。
トイレへ行ったら、誰か背中をたたく。
振り返るとたっちゃん。
もう、到着だ。
たっちゃんは京都タワーホテルにチェックインし荷物を置いてくるとのこと。
京都駅中央口で待っていると、結構蒸し暑い。
先週ほどではないが、東京が涼しかったので、いっそう感じる。
けむさんと連絡を取っていると、
しばらくしてお見えになり、たっちゃんも戻ってきた。
しばらく京都駅のホテルのティールームでお茶することにした。
結構、時間がつぶれたので会場へ向かおうとした矢先、
すさまじい雷鳴、土砂降りの雨。
滝のようだ。
これでは行けないので、京都駅で待機。
そうしているうちににわか雨だったらしく雨もあがった。
ぐっと涼しくなった。

地下鉄のホームに向かう。
そこにはkazu_2さんが。
4人で地下鉄に乗り四条駅で降りた。
kazu_2さんが下見をして見えたのであとをついて行く。
磔磔のホームページでは駅からすぐのように書いてあるが結構遠い。
狭い京都の町並みを歩いていく。
10分ほど歩いて右へ曲がると看板駐車場の奥が磔磔。
わっ、土蔵だ。
歴史があるというか、古いというか。
列は特に作らない。

ここで、ひろともさん、なんと十六夜会長さん、kusuさん、
関西からTAK−Nさん、アイシールドさん、つなまゆさん、
そしてたしれいどさんの姿が。
名前を呼ばれたので振り向くとderlayさんが。
このとき私は赤い525Tシャツを着ていたのだが、今日は結構他にもいる。
Century以外でもよく見る顔が多数。
そうしているうちにチケットを家に忘れて来てしまったというかあみんさんが。
かあみんさんも無事チケットを入手できた。

午後6時、川嶋あいのライブとしては珍しく予定通り入場が始まった。
中へ入るとすごい。
本当に田舎の土蔵だ。
真ん中に柱が。
はっきり言ってぼろい。
誰、こんなところ会場に選んだの。
とりあえず6,7列目ぐらい舞台の左手に場所をとった。
周りにはひろともさん、十六夜さん、かあみんさん、そしてたしれいどさんが。
ここからだとステージの上はほとんど見えない。
私の背でもそうだから、ひろともさんはさっぱり見えない。
しかもステージから後方にかけて若干下り勾配。
見づらいなあ。
後方に2階に上がる階段がある。
そこに座ってはだめかと誰かが聞くとだめとのこと。
あとでわかったことだが、
この階段からあいちゃんたちが入場してくるので、当然だった。
だんだん人が入って込んでくる。
前へ出ないで前へ詰めろとめちゃくちゃなことを言う。
スタンディングで待ってるとつらいし。

19時1分、バンドのメンバーが後方の階段から降り観客席の左つまり、
私たちのすぐそばを通ってステージに着いた。
そして、あいちゃんが同じようにステージへ。
服装は黒いノースリーブのシャツ、胸に模様。
ボトムは黒いパンツ。
確かこれは去年渋公の後半と同じものではないか。
暗いのと、視界が遮られていてそれ以上詳しいことはわからない。

1曲目
「525ページ」
テンポはアップテンポなのか。
よくわかりません。
ほとんど顔しか見えない。

「皆さん、今晩はぁ、川嶋あいです。」
「今日はありがとうございます。」
「初めての関西ワンマンライブです。」
「みんな盛り上がってますかぁ!」
「まだまだ、後ろの方も盛り上がってますかぁ!」
みんな今ひとつ元気がない。
「今日は磔磔初めてなんで、なかなか趣のある建物で、なかなか他にはないです。」
コメントが苦しそう。
確かにこんなライブハウスは見たこと無いぞ。
「私、東京でしかライブがないんです。」
「今日は関西の皆さんを前にしてかなりうれしいやで。」
おおっ、得意の怪しげな関西弁だ。
「関西弁も勉強してきました。」
「皆さん一緒に汗かきますかぁ!」
みんな反応が悪い。
「もう一回、皆さん一緒に汗かきますかぁ!」
今度は前よりは反応した。
「それじゃ次の曲行くよ。」

「Just after the rain!」
客席は手拍子で、あいちゃん時折ジャンプする。
続いて手を挙げ手を振る。
やっぱりアップテンポの曲の連発だ。
続いて

「瞳を閉じて」
これもアップテンポのアレンジ。

「まだまだ行くよーっ!」

「SKY」
この曲名がわからない。
近くの十六夜さん、ひろともさんに聞いてもはっきりわからない。
ライブ終了後、みんなで調べてやっとわかった。

「京都はいいですね。」
「お寺があって、ご飯もおいしいし。」
「京都の人は優しくて、暖かいです。」
「好きな県でベスト5に入ります。」
「次はしっとりと聞いてください。」

「ArK」

「空色のアルバム」

歌い終わって、恒例ののどスプレー。
「さあ、みなさん。」
「次に歌う曲はなんと私の新曲やで。」
語尾を意図的に強調してます。
「しかも、なんと関西初披露やで。」
これは嘘だ、新風館で歌ってる。
それとも、もう忘れてるのか。
「来月8月4日にリリースのマーメイドです。」

「マーメイド」
歌の途中でギターのなかじいさんがステージ中央へ出てくる。
続いて歌い出したのが聴いたこともない曲。

「夏のクリスマス」
新曲のカップリング曲だ。
歌詞の中に「夏のクリスマス」という単語があったのでわかった。
かあみんさんの補強もあったし。

「だいぶしっとりした感じですけど。」
「皆さん、疲れましたかぁー!」
客席から「疲れましたぁー!」
「疲れた人はちゃんと運動してください。」
客席「わかりましたぁー!」
「夏なので3曲続けて歌います。」
「皆さん、ちゃんとついてきてくださいねぇー!」
「準備はOKですかぁー!」
「京都は好きですかぁー!」
みんな反応悪い。

「どんなときも」
バンドバージョンだ。
いつもはオープニングで歌うときが多いのだが、今日はここで出てきた。

「夢の扉」
あいちゃん歌いながら上手へ。
いつも、この移動が訳がわからない。
満遍なく動くという風でもない。

「空、風、波、夢」
これがすさまじい速いテンポ。
そもそも、この曲をライブで聴くのが初めて。
さびの部分で、
「空空空!」「風風風!」「波波波!」「夢夢夢!」と客に歌わせる。

歌い終わって、のどスプレー。
まだ今日はのどスプレー2回目、あいちゃんがんばってる。
「えーと、やっぱり京都はいいですね。」
「皆さんまだまだ盛り上がりたいですかぁー!」
客席「おーっ!」
「わかりました。」
「じゃあ、バラード行きます。」
や、やられた。
思わずこけた。
「しっとりと行きます。」
「次は広い視野で・・・」
重ーい話。

「雨になる」

「流れ星」

歌い終わって3回目ののどスプレー。
「今度が最後の曲になります。」
「一番大切な曲を聴いてください。」

「天使たちのメロディー」

歌い終わった。
また、客席の左を通り2階へと消えた。
当然、アンコールですね。
かなり長くコールと拍手。
まず、バンドのメンバーが降りてきた。
配置につき、即興で演奏を始めた。

あいちゃんはかなり立ってから出てきた。
衣装は替わりません。
お色直しじゃなかったのね。
「アンコール無いか、心配してたんですけど。」
また自虐的なせりふだなぁー。
そんなはず無いでしょう。
「楽屋で何をしていたかといいますと。」
「マーメイド新聞をサイン入りで折っていました。」
入るときにもらったtubasaニュースだ。
それが紙飛行機になっている。
「じゃ、プレゼントします。」
投げた。
客席最前列にも届かない。
「もう一度、行きます。」
結局最前列にやっと届いた。
飛ぶと言うより落ちた。
「私の力ではこれが精一杯なので。」
「京都でいい店無いですか。」
すかさず「サイゼリヤ」
この間の新風館であいちゃんが紹介していた店だ。
しかし、受けなかった。
私が「ぶぶや」
これもあいちゃんが紹介していた店。
これも受けない。
歌い出す。

「Never stop singing!」

途中で
「盛り上がって行くよー!」
メンバー紹介
「ドラム、としちゃん」
「ベース、おっしー」
「ギター、なかじい」
「コーラス、ゆき」
「キーボード、こうへい」
「サンキュー」
続いて

「飛べない鳥」

「ラストー、飛べない鳥行くよー!」
「OK−,みんなで」

歌い終わって、再び2階へ。
アンコール拍手続きます。
今度はこうへいさんとあいちゃんだけが出てきた。
また飛行機とも何ともいえない形状の新聞を投げた。
今度は真ん中ぐらいに落ちた。
「2階のアンコールありがとうございます。」
「今日は終わったあとにCDを・・・」
CDの宣伝です。
「8月20日に東京でワンマンライブをやります。
去年の8月20日に渋谷公会堂でやりました。
それに続く1年後のライブです。」
「本当に最後です。」
「1曲聞いてほしいです。」
「アフリカの難民たちが・・・」
キーボード伴奏で

「12個の季節〜4度目の春〜」

「今日はどうもありがとうございました。」
8時43分です。
終わりました。
あいちゃんのライブはいつも短いので、これだけ長いとお腹いっぱいです。
会場の外へ出て、四条駅へ向かいました。
でたら、すぐに散ってくれと言うことなので仕方なかったです。
この文章の最初に書いたこと、松任谷由実に勝てるかって。
当然でしょう。
お金も観衆も少ないですけど、何百倍も川嶋あいの方が上です。
満足したなあ。
この次は8月20日か。
その前に他で何回か見るだろうけど。

・レポートその1(kazu_2さん)

ライブ当日。
嵯峨野の夏(?)を午前中から満喫したあと、
いったん3時頃宿に戻ってシャワーを浴びたり、
ライブに向けて気合を入れなおしていたりすると、
空が一転掻き曇り、突然の雷雨。

この中で1時間も開演まで外で待つのか?と思いながら外を見ていると、
5時過ぎに夕立は去っていった。

磔磔の前はすでに50名ほど観客がいた。
時間前に整理しなおすので、前に詰めていてくださいとスタッフが叫んでいる。
整理番号が3番だったので、一番前のほうにいた。
会場時間(定刻)になると
「では、では1番から10番の方入ってください」との声が…、

出遅れて10番目くらいになってしまった。
しかし、まあ最前列ほぼ正面に位置できた。
バリケード代わりの長机(もちろん木製)から、
ボーカルマイクまでは50cmほどしか距離がない。
たっちゃんと渋谷のaiバンドのときの
あいちゃん登場とともに客席がデフラグされた状況
(満員だったはずの客席が前に押したため、前方半分に圧縮された)
を話しているとkazu_2の隣にいた方が「マジですか?」と顔色を悪くされていた。
(実際には暗くて確認できていない)

19時定刻にバンド入場、少しタイミングをずらしてあいちゃん登場。
磔磔はステージ脇から入ってきたり、もちろんせり上がりのステージでもないので、
2階の楽屋から普通に客席後ろの階段を下りて観客の中を通ってステージに上がった。

【525ページ】
あいちゃん独特の前音なして突然歌に入るパターン。
この「525ページ」はかなりテンポを落とした、
半アコースティックな感じのアレンジ。
客席をヒートアップさせすぎないためには最適のアレンジかと思う。
その中でドラムが思いっきりたたいているため、
ボーカルやアコースティックギターがほとんど聞こえない。
バスドラの前だったから仕方ないか。

−MC−
みなさんこんばんは〜川嶋あいです。
え、今日はライブ実に来てくれてありがとうございます。
実は今日わたくし川嶋あい初めての関西ワンマンライブです!
どーんと行くよー!おー!(拍手)
みんな盛り上がってますか?!
まだまだ後ろのほうも盛り上がってますか?!
はい、OKです。ということで。
このライブハウス磔磔みなさん初めての方は結構ね、
びっくりしたと思うんですけどすごい日本の伝統あふれる造りで、
とても風情があります…ねん(観客失笑)
なかなか他のライブハウスでこんなところはないと思います。
なので今日ちょっとこの磔磔でワンマンライブできてすごく嬉しいなと思ってますけど。
実は私、東京ばかりでしかライブをやったことがなかったんですよね。
なので今日は関西の皆さんを前にしてライブができるなんてそうそうなくて、
かなり嬉しい…ねん(観客失笑)関西弁もちゃんと勉強してます。
ということで今日は雨なんですけども、
みなさんと一緒に最後まで盛り上がって行きたいです。
(突然)準備はOK?!
(パラパラの拍手と歓声:客席からやりなおし!の声がかかる)
もう一回行きますよ。
準備はOKですか?一緒に汗かきますか?!
(客席から「なかじー!」の声)
なかじー(ギタリストの愛称)はまあ置いといて、もう一回やりましょう、
みなさん…もう一回…
(どーしても一体化した「おー」の声がほしいらしい)
みなさん一緒に汗かきますか?!
(「おー」ちょっと空気がほのぼのしていたので、ばらばらな歓声)
はい、まあ、まばらですけど、まあいいです(笑)
それじゃ、次の曲行くよ〜

【Just after the rain】
このところ「どんなどきも」とともに、盛り上げ用に良く使われる曲。
この曲はピアノの7thの音が心地よい味付けなのに、
これもドラムがでかすぎて聞こえず…。
(「525ページ」通常版のカップリング曲)

【瞳を閉じて】
かなりエレキギターをフューチャーしたライブ向きのリアレンジバージョン。

【SKY】
この曲も割りとライブでよく演奏されるが、この2曲のつながりはなかなか良いです。

−MC−
のどぬーる使用
ありがとうございます、(唐突に)いやー京都はいいですね。
(客席から「何が?」の声)
何が?ってお寺もありますし、ご飯もおいしいですよね。
しかも、なんてたってもう京都のみなさんがすばらしく暖かいっていう感じでね。
もう大好きですよ、京都が。
(よいしょ気味のMCに拍手)
私の全国で好きな県ベスト5に入りますよ。
(せめてベスト3じゃないの?という声)
ベストワンじゃないのかよ!って感じですよね(笑)
まあ、そんな感じで…
(そんな感じなんだーの声)
次の曲はちょっとしっとりと聴いて欲しいんですけども、
えっと私が路上時代(?)に手売りで販売していたCDの中から
2曲続けて聴いてください。「Ark」そして「空色のアルバム」

【Ark】
このヘビーなイントロとピアノとのアンサンブルが好きだ。

【空色のアルバム】
3月の厚生年金以来に聞いたが、この曲は路上時代に思い出があるので、
感慨深いですね。いい曲だ…。

−MC−
さあ、みなさん、次に歌う曲は私の新曲…やで。
(ややうけ)
しかも、関西初披露…やで。
(大うけ)
来月の8月4日にリリースします、私の4枚目のシングルになるんです。
で、この曲はみなさんもご存知のアンデルセン童話の人魚姫のお話を元にして作りました。
なので、すごくすごく!切ないラブソングになっていますので、ぜひ聴いてください。
はい、行きます。マーメイド。

【マーメイド】
イントロのオルゴールの音はカラオケ、
こうへいくん一人ではできないんだよね、この部分。
イントロのシンセから弾き始める。実は生で聞くのは初めてだったので、嬉しかった。
この辺からまたPAのボーカルバランスが悪くなって実はこの2曲、
ほとんど歌詞が聞き取れなかった。

【夏のクリスマス】(新曲)
何の紹介もなくいきなり始まったので、最初なんの曲かわからなかった。
過去の曲でないことは、体内DBを全件検索した結果わかっていたのだが。
途中でプレゼント、クリスマス、粉雪、というキーワードが聞こえてきて、
マーメイドのカップリングだとわかった。
実はあいちゃんの曲にはAメロとサビが転調している曲が良くある。
この曲もそのパターンだった。
1番のサビから2番のAメロに戻るときの一瞬の転調アレンジがすばらしい。

−MC−
さあ、だいぶしっとりとしてきた感じですけれど、みなさん疲れましたか?
(「疲れましたー」の声)
疲れたってことは、普段ちゃんと運動してくださいよ〜(会場爆笑)
(「ごめんなさいー」の声)
まだまだって人!!
(ハイと返事したのは数人)
まぁ、ちらほら…
(この「ちらほら」というフレーズに会場爆笑)
もっともっと汗をかいてちょっとこれから行きたいと思うんですけど夏なのでね、
これから3曲続けて飛ばしていきます。
なので、みなさんちゃんとついてきてくださいね!
準備はOKですか?!
(はーい)
京都は好きですか?!
(反応鈍し…関東遠征組が多かったからかな)
あれ、みなさん京都人じゃないんですか?おかしいですねー。
はい、じゃ、「マーメイド」ちゃんと買ってくれますか?!
(ハーイ)
ありがとうございます。じゃ、行きますよ、OKですか?
はい、じゃ、聴いてください「どんなときも」

【どんなときも】
この曲は完全にライブの盛り上げ曲として定着しましたね。
観客のノリの反応はこの曲が一番良かったですね。
この曲のリレコーディングバージョン聴きたいな。

【夢の扉】
この曲のあたりはドラムがノリ過ぎで、ボーカルとギターはほとんど聞こえず。
手数多すぎ…。原曲が打ち込みドラムで軽いので良いのだが、
ライブでやるにはアレンジの再考を願いたいものだ。
この曲の演奏はシンプルの方が良い。

【空、風、波、夢】
この曲がライブで聴けるとは思っていなかったので良かったが、
この倍速バージョン(一部では超高速バージョンといわれているが)
はアレンジとしては面白い。
ちょっとこの曲もドラムの手数が多すぎてボーカルの邪魔をしていた。
うまいのだから、もっと曲とボーカルを活かした叩き方もできるはずだ。
この曲も再考願いたい。
途中で「空空空」「風風風」「波波波」「夢夢夢」と
あいちゃんと観客の掛け合いを入れたのは楽しくてよいと思う。
この3曲は8月20日の厚生年金でのアレンジに使えるかという
実験的な要素がかなりはいっていると感じた。

−MC−
ほんと、やっぱり、京都はいいですね。
すごい、もうみなさん本当にいいですね。
(疲れて頭の中が白くなっている模様)

…みなさん、まだまだ盛り上がりたいでしょう?(微妙な日本語)
(もちろん、わー)
はい、わかりました。じゃ、バラード行きます。(でた、川嶋フェイク)
ちょっとしっとりとして聴いて欲しいんですけども、
今から歌う曲は広い視野をもって世界をテーマにして書きました。
あの私たちは日本(にっぽん)というすごく小さな場所にしかいない日本人ですけど、
でも一歩外に出てみると、周りはすごく広すぎてたくさんの
いろんな考えを持った人が同じように生きています。
気づかないところで涙を流している人がいたり、
深い傷を負ったりしている人もいます。
それって誰もがふと考えないといけないことじゃないのかなーって思うんですよね。
個人レベルじゃなくて世界レベルで考えてみたら
きっと発見できることがいくつも出てくると思います。
では、一度今日はそんな気持ちになってこの歌を聴いてください。
雨になる、そして、流れ星…

【雨になる】
【流れ星】
この2曲はあいちゃんの歴史に残る名演奏だと思いました。
テーマが同じ曲だし、いつか連続で演奏するだろうと思いましたが、
実際に聞くとやはりすごい。
人によっては、人生を嘆く中高年、
いじめにあっている人への応援歌にも聞こえるといいます。
名曲ってそういうものですよね。ひとつの意味にしか解釈できない曲よりも、
いろんな風に聴く人の数だけ風景が変わって聞こえる曲が本当の名曲なんだな…と。
この2曲は奇跡的に全体のバランスが良く(半分アコースティックだったからかな)、
ボーカルもはっきり聞こえました。「流れ星」は、ちょっと涙腺が弱りました。

−MC−
最後の曲になります。私にとって一番大切な曲を聴いてください。

【天使たちのメロディ】
どこかのライブ(おそらく3月の厚生年金)でもあったが、
イントロにフレットレス風のベースイントロをつけたバージョン。

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<アンコール>
−MC−
アンコールないか心配してたんですけど、どうもありがとうございます。
楽屋でいま何をしてたかといいますと、
みなさんにたぶん配っていると思うんですけど私のマーメイド新聞、
これになんとサインがついてます。
私の直筆サインです。今さっき、今書いたこの生サインですね。
これを今紙飛行機にして折ってたんですよ。
(観客から「飛ばなそー」との声)
(見るからに飛ばさそうだった…)
なので、これを1名さまにプレゼントしちゃいます。行きますよー。
(あいちゃん、ドラムを見て何か指示。ドラムロールの要求)
第1投:kazu_2の左肩をかすめ、ブーメランのようにあいちゃんの足もとへ落ちる
第2投:またまた最前列の人にあたり、バリケード用の長机の下に落ちる。
    最前列の人がもぐってキャッチ。
(会場一同ブーイング)
どうしましょう。
すいません、私の腕の力がないもので(いえ、航空力学上の問題です!)。
まあ、これも運ですよね?すいませんけど、一番前のお客さんにプレゼントします。
はい、ということで、そろそろおなかもすいて来ましたね。
なんか京都でいい店ありますかね?
(客席からすかさずサイゼリア!)
(某所で京都のサイゼリアが良いとあいちゃんが言っていたため)
(一風堂!)
一風堂は京都限定じゃないですよね?なんか京都ならではのとかはないですかね?
(客席考え込む…)
ま、いいか。よくわからないや。(笑)
じゃ、行きますよ。アンコール第一曲目「Never stop singing!」

【Never stop singing!】
途中でバック紹介が入る。
ドラム:たくちゃん、ベース:おってぃー、ギター:なかじぃー
コーラス:ゆき、キーボード:こうへい
(間違ってたら訂正してください)

ラスト〜飛べない鳥行くよー
【飛べない鳥】
この曲を生で聴いたのは初めてかな。
確か路上でも聞いたことがなかったような…。
最後の「ラララー」の部分は会場中で大合唱になる。

ステージ上にいるときから、アンコールが始まるが、
こうへいくんと目を合わせいったん楽屋へ戻るあいちゃん。

--------------------------------------------------------------
<アンコール2>
−MC−
アンコールありがとうございまーす。
またまた飛行機を作りました(今度は鉛筆みたいな形状まっすぐ飛んで刺さりそう)。
今度はちゃんと飛ぶと思います。飛ぶ形に作ったのです!
じゃ、行きます。せーの。(10列目くらいまで飛ぶ)(会場喝采)

いやー2回もアンコールありがとうございます。
えっと、今日はですね。
あの是非終わった後に私のCDが売ってありますので
なんと…すいませんセールストークで…(笑)
路上ライブ限定のCDがあります。それがなんと100枚限定なんですよ。
だから、たぶん(今日のお客さんは)300人くらいいらっしゃると思うので、
残りの200人の方はすごい残念ですけど悔しがってください。
はい、CDも売ってありますので、それと8月の20日にですね、
これはちょっと京都じゃないんですけど東京の厚生年金会館でワンマンライブを行います。
で、去年の8月20日にも同じようにライブを行ったんですけど、場所は渋谷公会堂で。
で、またそれに続く1年後の大きなライブとなってますので、是非、
まぁ京都の方はちょっと遠いですけど、
夏休みなので観光がてら是非来て欲しいと思います。
(行くよーの声)

本当に最後になるんですけど1曲聴いて欲しい歌があってあのこないだですね。
本を読んだんですね。
そこにはアフリカの難民の人たちの状況が記されてあって、
こうみんな長くつらい戦争を目の当たりにして必死に受け止めて生きているんですね。
中には生涯直ることの出来ない傷を負う人がいたり、
手や足を失ったりする人がいたりしてそんなすごい悲惨な状況の中でも、
その人たちは笑顔を絶対に忘れないんですよ。
普通だったらすごい苦しくて泣き喚いたり叫んだりするはずなのに、
その人たちは全然もう笑顔を忘れずに生きていて、
それってどんなときでもその人たちが
希望を持っているんじゃないかなって思うんですよね。
真っ暗な闇の中にたたされてもいつか差し込んでくる
一筋の光を信じて生きているからなんじゃないかなって思います。
たった何ページかに記されていたことなんですけれど、
私が歌うことの意味を教えられた気がします。
少しずつですけど私は伝えていかなくちゃいけないんじゃないかなと思いまいました。
なので、皆さんもまず「思うこと」から始まると思うので、
そういった人たちがいるってことを忘れないで欲しいなぁと思います。

最後に聴いて欲しい歌があります。
私の大切な高校3年間をテーマにして作った曲です。
今日はどうもありがとうございました。

【12個の季節〜4度目の春〜】
こうへいくんのピアノとあいちゃんだけのアコースティックバージョン。

ところどころPAが悪かったり、ドラムの問題などありましたが、
小さなハコでのライブとしては、とてもいい出来だったと思います。
盛り上げどころ、聞かせどころのメリハリが良く、
選曲も1stを除くと2ndから「飛べない鳥」、
3rdから「どんなときも」「SKY」、
4thから「空色のアルバム」「瞳を閉じて」「空、風、波、夢」、
5thから「夢の扉」「Ark」
6thから「Never stop singing!」とまんべんなく選ばれており、
最近のファンも昔からのファンも楽しめる内容だったと思います。
17曲のワンマンライブをやったことで、
8月20日の東京厚生年金会館への手ごたえを感じることが出来た
ライブだったのではないかなと思います。
これからの数日で数曲アレンジは見直して欲しいなというのが素直な感想かな。